新しく家を建てたり、リフォームで夢をかなえるお仕事
ランドセルの製造・販売(かばん製造業)
見学OK
子どもの成長の節目として
家族からの”大切な贈り物“を作る仕事
株式会社 鞄工房山本
橿原市南浦町 899
TEL:0744-20-1771
設立:1949年 従業員数:93人
>> オフィシャルサイト
6年間を共に過ごすランドセルには
職人の技術が詰まっています
ランドセルは、明治20年に皇太子だった大正天皇が入学祝いでもらってから、小学校の通学カバンとして普及しました。小学校の6年間を使い続けるランドセルは、子どもの成長を祝う家族からの大事な贈り物として、職人の高度な技術により丈夫に、そして美しく作られています。
ランドセル作りにはどんな仕事があるの?

製造
工房で革を切り、機械や道具を使って肩ベルトや背あて、かぶせ(外側の部分)などランドセルのすべてのパーツを作り、それらを組み立て完成させ、6年間使える丈夫なランドセルを作ります。

企画
流行の色や、装飾デザイン、軽量化などの仕様について、翌年に販売する約100種類もあるランドセルの商品ラインナップを考え、アイデアを出し合います。またカタログやWEBサイトでどうやったら多くの人々に良さが伝わるかを考えます。

販売
奈良県、東京都の銀座、大阪府の梅田、神奈川県の横浜の実店舗、また全国各地の都市へ展示会に出張し、直接お客さんと話して、素材の違いや人気の色などランドセルの説明や、購入のアドバイスをします。

カスタマーサポート
納品時期やWEBでの購入相談など、お客さんからの様々な問い合わせに電話、チャット、メールで対応します。修理の依頼があれば、現物確認をして工房に修理内容を伝え、修理後に直っているかを確認して返送します。
ランドセル職人の仕事って?

職人たちによってすべての工程が工房で作られます
牛の半身の牛革から2.5個分のランドセルが作られます。色付けされた牛革を仕入れて切り分けるところから作るのは、技術のある職人がいる工房ならでは。繊維や革の硬さなど部位によってパーツの向き不向きがあり、切り分けられた革を27人の職人たちが各パーツ、工程に分かれて作ります。

高級鞄に使われる職人の技術
ランドセルの角の部分の革を一定の幅で折りたたむ「きざみ」や、裁断面にニスを重ね塗り強度を上げる「コバ塗り」といった伝統的な技法を大事にしながら作られているため、丈夫で美しいランドセルに仕上がります。

6年間の修理サポート
ランドセルの工程すべてを1つの工房で作るので、どんな修理でもたいていはできるようになっています。糸を解いて張り替えたり、金具を取り替えたり、愛着を持って6年間使うものだからこそ、様々な修理に対応しています。
他にもこんな活動もしています

ワークショップ
革のコインケースやキーチャーム作りで、お客さんとの接点を持つ機会を作っています。

ランドセル贈呈式
購入者の中から抽選で、職人たちによる贈呈式を工房で行い、お祝いします。

工房見学
ランドセルがどうやって作られているか直接見てもらう機会を作っています。
こんな人が働いています
マーケティングチーム / 橋爪公美さん

6年間使ってもらう家族にとって大切な買い物だからこそ選ばれるように、どんなものが好まれるかを考え、みんなに知ってもらうための表現を大事にしています。
ランドセル製造部 / 青木末子さん

68歳からここで働き始めて24年目です。子どもが遊びに夢中でパッと置いても壊れないように心を込めて丈夫に作ることが生きがいで、命ある限り働き続けたいです。

事務所や工房のすぐ側に店舗があるので、お客さんがランドセルを選んでいる声や喜んでいる様子を間近に感じられ、使う人の顔が見えることが、ものづくりへの責任とやりがいに繫がります。自分の意見もお客さんの声もすぐに反映できる面白さもあります。