製造機械に使われる金属を磨き、製品のクオリティーを高める仕事
各種金型の鏡面研磨加工(その他の金属表面処理業)
製造機械に使われる金属を磨き
製品のクオリティーを高める仕事
オーケーディー 株式会社
生駒市高山町7689-1
TEL:0743-78-5075
設立:1996年 従業員数:35人
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金型の表面を磨き上げる技術で
工業製品の発展を後押しします
ものづくりをする工場にはさまざまな機械があり、その機械はたくさんの部品でできています。金型は、機械が行う製造工程のなかでも、製品の形を整える役割 を持つ部品です。その金型の表面を滑らかに磨き上げることで、完成する製品の精度・品質はより高いものとなります。
金型の仕上げ磨き加工ってどんな技術?

製品ができるまで

① 相談・打合せ
お客様がどんな製品を求めているのかを聞き取り、素材にする金属の種類や完成品の形状、また研磨加工の精度や製造する数などを決めていきます。

② 機械加工
素材となる金属の塊を、「マシニングセンタ」を使って削ったり穴を開けるなどし、目的の大きさ・形に整えます。

③ 研削加工
機械加工によって大きさや形が整えられた素材の表面を、「研削盤」を使ってより平らな状態になるよう削っていきます。

④ 研磨加工
研削した素材の表面をさらにきめ細かく磨きます。機械を使わずに手作業で磨く場合もあります。

⑤ 検査
研磨の工程を済ませた製品の精度・品質が、お客様が要望していたとおりに仕上がっているか入念に調べます。

⑥ 出荷
検査に合格した製品を、搬送中に傷などが付かないよう一つ一つ丁寧に梱包し、お客様のもとへと送り出します。
こんな大きな機械を使っているよ

マシニングセンタ
素材を削ったり穴を開けたりといった複数の加工を、プログラミング制御によって1台で行います。

研削盤
高速で回転している砥石に削りたい素材を少しずつ押し当て、その表面を平らにします。

ラッピングマシーン
研削盤などで加工した素材の表面を、さらに平らで滑らかな状態になるよう磨き上げます。
こんな人が働いています
主任/渡邉 恵子さん

機械を使ったり手で磨いたり、研磨加工にはさまざまな方法があります。自分の考えたやり方で、高い精度・品質の製品をつくれると、大きな達成感があります。
ラッピング加工担当/西谷拓人さん

素材の種類や形状に合った方法で、製品をピカピカに仕上げます。生産数が多い部署を担当しているので、作業のスピードや効率にも気を配っています。

「金属を磨くこと」に特化したこの仕事には、技術の向上を追求し続ける情熱が必要です。そして、自分たちがつくったもので、世の中にある製品の性能や品質を高められ、結果、わたしたちの暮らしを豊かにしていけることも、大きなやりがいとなります。