子どもを笑顔にしたいという想い一つひとつ丁寧に、職人が手作り
ランドセルの製造・販売(かばん製造業) 見学OK
子どもを笑顔にしたいという想い
一つひとつ丁寧に、職人が手作り
カザマランドセル(有限会社 カザマ)
桜井市大字粟原字北谷666
TEL:0744-46-9251
創業:1950年 従業員数:30人
>> オフィシャルサイト
耐久性と使いやすさを追求した
6年間、型崩れしないランドセル
国によってさまざまな形の通学カバンがありますが、箱型で背負い式は日本独特のものです。入学のお祝いとして、祖父母や両親が購入することが多いランドセル。「大切な6年間の思い出はランドセルと一緒に」という想いを込めて、職人が一つひとつ丁寧に製造しています。
ランドセルはいつからできたの?その作り方 は?
どんなものを使って作っているの?
生地
カラーは約3種類。軽くて丈夫で水に強い人工皮革を採用。
糸
0番から20番まで5種類の太さがあり、ぬう場所によって糸を使い分けます。
金具
給食袋を下げるナスカンや錠前など。冠鋲は豊富なデザインから選べます。
たがね(金型)
かたい生地はたがねに圧力を加えてまとめて裁断。150種類もの金型があります。
カッティングマシーン
図面がコンピューターに登録されているので無駄なく裁断することができます。
ミシン
コンピューターミシンや平ミシン、腕ミシン、太い針を使うまとめミシンなど。
他にもこんな活動をしています
工場見学
大きな裁断機や外国製のミシンを使って、普段使っているランドセルが完成する様子を見学します。
ランドセルの寄贈
奈良県内の児童福祉施設に「奈良クラブ」の年間ゴール数と同数のランドセルを、アフガニスタンに中古ランドセルを贈っています。
環境に配慮した取り組み
ランドセル製造時に生じる革や糸の端材を活用したキーホルダーづくり体験を実施しています。また、ランドセルを出荷する時の箱には広島平和公園に飾られている折り鶴などの再生紙を使用しています。
こんな人が働いています
工場長/藤村和之さん
ランドセル職人として25年間、主にポケットと小マチを接続する縫製を担当しています。昔よりデザインやカラーが増えているので、糸を間違えないよう注意が必要です。
店長/北岡朱里さん
ショールームでデザインや機能について説明し、ランドセル選びのお手伝いをしています。注目のカラーはミントクリームで、水色や薄い紫色も人気です。
「毎日ランドセルを背負って、6年間小学校に通っても、型崩れをすることがなかった」という声を聞くと、職人としての誇りを感じることができる仕事です。海外への出荷も増えており、日本のモノづくりが世界に認められていることが分かります。